機械,建築,記号,用語,CAD,図面,三角法,製図用品等-JIS規格

 

外形図/投影図/主投影図/断面図



製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『製図に関する用語』のうち、『図形に関する用語』に分類される用語の中で、”図形”に最も大きなくくりに分類される用語には、以下の『外形図』、『投影図』、『主投影図』、『断面図』、『(図形のパターン)』、『(表現の補助)』の用語が定義されています。

『製図に関する用語』
⇒【図形に関する用語】

図形 > 外形図
図形 > 投影図
図形 > 主投影図
図形 > 断面図
図形 > (図形のパターン)
図形 > (表現の補助)

JIS規格 製図用語(JIS Z 8114)において、上記に分類される用語のうち、”外形図”、”投影図”、”主投影図”、”断面図”それぞれの用語の定義は以下です。


分類:製図に関する用語 > 図形に関する用語 > 図形
番号:3201
用語:外形図
定義:
対象物の外形を描いた図。
対応英語(参考):
full view

分類:製図に関する用語 > 図形に関する用語 > 図形
番号:3302
用語:投影図
定義:
投影法よって描いた図。
対応英語(参考):
projection view

分類:製図に関する用語 > 図形に関する用語 > 図形
番号:3309
用語:主投影図
定義:
対象物の形・機能の特徴を最も明瞭に現すように選んだ投影図。
対応英語(参考):
principal view

分類:製図に関する用語 > 図形に関する用語 > 図形
番号:3314
用語:断面図
定義:
対象物を仮に切断し、その手前側を取り除いて描いた図。
切り口に加えて、切断面の向こう側の外形を示す。
対応英語(参考):
cut;
sectional view

なお、投影図は、投影法によって描かれる図のことですが、投影法とは、三次元の対象物を二次元画像に変換するために用いる規則のことです。
投影図には、立面図、正面図、平面図、側面図、下面図、背面図があり、主投影図には、補助投影図、部分投影図、局部投影図、部分拡大図があります。
また、断面図は、対象物の構造など表面から描いた図だけでは内部の構造が分からない場合など、必要に応じて描かれるのが一般的です。
断面図には、全断面図と切断面とがあります。