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形体/(幾何公差の)公差域/幾何公差



製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『製図に関する用語』のうち、『幾何公差に関する用語』に分類される用語の中で、”幾何特性”に最も大きなくくりに分類される用語には、以下の『形体』、『(幾何公差の)公差域』、『幾何公差』、『データム系』、『理論的に正確な寸法』、『普通幾何公差』の用語が定義されています。

『製図に関する用語』
⇒【幾何公差に関する用語】

幾何特性 > 形体
幾何特性 > (幾何公差の)公差域
幾何特性 > 幾何公差
幾何特性 > データム系
幾何特性 > 理論的に正確な寸法
幾何特性 > 普通幾何公差

JIS規格 製図用語(JIS Z 8114)において、上記に分類される用語のうち、”形体”、”(幾何公差の)公差域”、”幾何公差”それぞれの用語の定義は以下です。


分類:製図に関する用語 > 幾何公差に関する用語 > 幾何特性
番号:3502
用語:形体
定義:
幾何公差の対象となる点、線、軸線、面及び中心面。
対応英語(参考):
feature

分類:製図に関する用語 > 幾何公差に関する用語 > 幾何特性
番号:3508
用語:(幾何公差の)公差域
定義:
公差付き形体が、その中におさまるように指示した幾何公差によって定まる領域。
対応英語(参考):
(geometical) tolerance zone

分類:製図に関する用語 > 幾何公差に関する用語 > 幾何特性
番号:3509
用語:幾何公差
定義:
幾何偏差(形状、姿勢及び位置の偏差並びに振れ)の許容差。
備考:
幾何偏差の定義については、JIS B 0621 参照。
対応英語(参考):
geometical tolerance

幾何公差は、幾何偏差の許容差のことですが、幾何偏差については以下のJIS規格に規定されています。

JISB0621
幾何偏差の定義及び表示

幾何偏差には、以下の種類があります。

1.形状偏差
真直度、平面度、真円度、円筒度、線の輪郭度、面の輪郭度

2.姿勢偏差
平行度、直角度、傾斜度

3.位置偏差
位置度、同軸度及び同心度、対称度

4.振れ
円周振れ、全振れ