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データム系/理論的に正確な寸法/普通幾何公差



製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『製図に関する用語』のうち、『幾何公差に関する用語』に分類される用語の中で、”幾何特性”に最も大きなくくりに分類される用語には、以下の『形体』、『(幾何公差の)公差域』、『幾何公差』、『データム系』、『理論的に正確な寸法』、『普通幾何公差』の用語が定義されています。

『製図に関する用語』
⇒【幾何公差に関する用語】

幾何特性 > 形体
幾何特性 > (幾何公差の)公差域
幾何特性 > 幾何公差
幾何特性 > データム系
幾何特性 > 理論的に正確な寸法
幾何特性 > 普通幾何公差

JIS規格 製図用語(JIS Z 8114)において、上記に分類される用語のうち、”データム系”、”理論的に正確な寸法”、”普通幾何公差”それぞれの用語の定義は以下です。


分類:製図に関する用語 > 幾何公差に関する用語 > 幾何特性
番号:3515
用語:データム系
定義:
一つの関連形体の基準とするために、個別に二つ以上のデータムを組み合わせて用いる場合のデータムのグループ。
備考:
互いに直交する三つのデータム平面によって構成されるデータム系を、特に、三平面データム系という。
対応英語(参考):
datum system

分類:製図に関する用語 > 幾何公差に関する用語 > 幾何特性
番号:3519
用語:理論的に正確な寸法
定義:
形体の位置又は方向を幾何公差(輪郭度、位置度、輪郭度及び傾斜度の公差)を用いて指示するときに、その理論的輪郭、位置又は方向を決めるための基準とする正確な寸法。
対応英語(参考):
theoretically exact dimension

分類:製図に関する用語 > 幾何公差に関する用語 > 幾何特性
番号:3520
用語:普通幾何公差
定義:
図の中の個々の形体に幾何公差を直接記入しないで、一括して指示する幾何公差。
対応英語(参考):
general geometrical tolerance

データム系に分類される用語としては、”データム”、”データム形体”、”データムターゲット”があります。
なお、データムに関しては、以下のJIS規格に詳しく規定されています。

JISB0022
幾何公差のためのデータム