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最大実体公差方式/最小実体公差方式



製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『製図に関する用語』のうち、『寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語』に分類される用語の中で、”(公差・表面など)”に最も大きなくくりで属する”(関連形体に関するもの)”に分類される用語には、以下の『最大実体公差方式』と『最小実体公差方式』の用語が定義されています。

『製図に関する用語』
⇒【寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語】

(公差・表面など) > (関連形体に関するもの) > 最大実体公差方式
(公差・表面など) > (関連形体に関するもの) > 最小実体公差方式

JIS規格 製図用語(JIS Z 8114)において、上記に分類される”最大実体公差方式”と、”最小実体公差方式”の用語の定義は以下です。


分類:製図に関する用語 > 寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語 > (公差・表面など) > (関連形体に関するもの)
番号:3603
用語:最大実体公差方式
定義:
寸法公差と幾何公差との間の相互依存関係を、最大実体状態にして与える公差方式。
対応英語(参考):
maximum material requirement

分類:製図に関する用語 > 寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語 > (公差・表面など) > (関連形体に関するもの)
番号:3610
用語:最小実体公差方式
定義:
寸法公差と幾何公差との間の相互依存関係を、最小実体状態を基にして与える公差方式。
対応英語(参考):
least material requirement

最大実体公差方式と最小実体公差方式に分類される用語には、”最大実体状態”、”最小実体状態”、”実効状態”があります。

また、最大実体公差方式及び最小実体公差方式については、以下のJIS規格において詳しく規定されています。

JIS B 0023
製図−幾何公差表示方式−最大実体公差方式及び最小実体公差方式