基本設計図/実施設計図
製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『図面の名称に関する用語』のうち、『用途による用語』に分類される用語の中で、”(用途による用語)”に最も大きなくくりで属する”計画図”に分類される用語には、以下の『基本設計図』と、『実施設計図』の用語が定義されています。
『図面の名称に関する用語』
⇒【用途による用語】
(用途による用語) > 計画図 > 基本設計図
(用途による用語) > 計画図 > 実施設計図
JIS規格 製図用語(JIS Z 8114)において、上記に分類される、”基本設計図”と、”実施設計図”それぞれの用語の定義は以下です。
分類:図面の名称に関する用語 > 用途による用語 > (用途による用語) > 計画図
番号:4002
用語:基本設計図
定義:
最終決定のための、及び/又は当事者間の検討のための基本として使用する図面。
対応英語(参考):
draft drawing;
preliminary drawing分類:図面の名称に関する用語 > 用途による用語 > (用途による用語) > 計画図
番号:4003
用語:実施設計図
定義:
建造物を実際に建設するための設計を示す計画図(土木部門、建築部門)。
対応英語(参考):
working drawing
基本設計図も実施設計図も、基本的には土木や建築関係の構造物の建設など、規模の大きい対象物などにおいて用いられるのが一般的です。
単品部品などの製作においては一般的には用いられません。