06.CAD機械製図-線の表し方
『 JIS B 3402 CAD機械製図 』において、CAD製図に用いられる図面に関して、CAD図面に用いる線の表し方は、一般事項、線の交差、線の優先順位、線の色などが、次のように規定されています。
(以下、引用)
【CAD図面の線の表し方】
一般事項
a)
線の太さ方向の中心は、線の理論上描くべき位置になければならない。
b)
平行な線と線との最小間隔は、特に指示がない限り、0.7mmとする。
備考:
特に指示する場合の例として、CAD製図情報を三次元データに利用する場合などである。
線の交差
a)
長・短線で構成される線を交差させる場合には、なるべく長線で交差させる(図7〜図12)。
備考:
一方が短線で交差してもよいが、短線と短線とで交差させないのがよい。
図7
図8
図9
図10
図11
図12
b)
点線を交差させる場合には、点と点とで交差させるのがよい(図13)。
図13
線の優先順位
2種類以上の線が同じ場所で重なる場合には、外形線、かくれ線、切断線、中心線、重心線、寸法補助線の順で優先させて示す。
参考:
この優先順位は、図面を描く順序ではない。
線の色
線の色は、黒を標準とするが、他の色を使用又は併用する場合には、それらの色の線が示す意味を図面上に注記する。ただし、他の色を使用する場合には、鮮明に複写できる色でなければならない。