08.CAD機械製図-尺度
『 JIS B 3402 CAD機械製図 』において、CAD製図に用いられる図面に関して、CAD図面を製図する際の尺度は、次のように規定されています。
CAD図面の尺度については、基本的に、『 JIS B 0001 機械製図 』で規定されている尺度の考え方に準じています。
『 JIS B 3402 CAD機械製図 』における定義については、以下の引用の通りです。
(以下、引用)
【CAD図面の尺度】
尺度
尺度は、描いた図形の長さと実際の対象物の長さとの比で表し、現尺の場合には 1:1 で、縮尺の場合には、例えば、1:2、倍尺の場合には、例えば、5:1 のように表す。
ただし、1枚の図面で幾つかの尺度で描いた図形がある場合には、主となる尺度を表題欄の中に記入し、その他の尺度はその図形の付近に表示する。
また、例外的に現尺、縮尺及び倍尺のいずれも用いない場合には、”非比例尺”と表示する(※)。
なお、二次元図形の図面に三次元図形を参考図示する場合には、その三次元図形に尺度を表示しない。
(※)現尺、縮尺及び倍尺のいずれも用いない場合には、慣例的に、”No Scale” や、”Scale None” などの英文表記で表される場合もよくあります。