04.建築製図通則-位置の表示
建築及び建築構成材のなどの製図の共通事項や基本的事項について規定されているJIS規格、『 JIS A 0150 建築製図通則 』においては、建築製図の位置の表示(基準線の種類、基準線の端部)に関する決まりごとがあります。
建築製図通則(JIS A 0150)における、位置の表示(基準線の種類、基準線の端部)については以下のように規定されています(以下、引用)。
【位置の表示(基準線の種類、基準線の端部)】
位置の表示
参考:
ISO 4068:1978 Building and civil engineering drawings - Referencen lines による。
1.基準線の種類
1)基準線は、通常、実線で表現する。
2)はっきりとさせるために必要な箇所では、基準線は一点鎖線で表現する。
3)基準線の太さは細線、太線、極太線の順序で選択する。
これらの線の太さの比は、1:2:4 による(JIS Z 8312 による。)。
2.基準線の端部
例えば、コントローリング線及びモデュラーグリッド線のような基準線は、はっきり示す必要がある箇所では、線の片方又は両側に、細線でかいた円を付ける。
その線は、図1 に示されるように、円の中の基準記号によって示してもよい。必要であれば、基準記号は円の近くに置いてもよい。図1 に示されているアルファベット及び数字の基準線は例である。
図1
なお、上の規定で引用されているJIS規格は以下です。
JIS Z 8312
製図−表示の一般原則−線の基本原則