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09.建築製図通則-戸及び窓の簡素な表現



建築及び建築構成材のなどの製図の共通事項や基本的事項について規定されているJIS規格、『 JIS A 0150 建築製図通則 』においては、建築製図の図面配置や組合せの表現に関する一般原則が定められており、戸及び窓の簡素な表現に関する規定は、例とともに以下のように規定されています。

【戸及び窓の簡素な表現-建築製図の図面配置及び組合せの表現に関する一般原則】

(以下、引用)


【戸及び窓の簡素な表現】

1.戸及び窓は、太い実線又は細い実線(JIS Z 8316、線の種類A又はB)を用いて書く。

2.戸の開閉は表示する。開き戸は、円弧を伴わない30°の角度にある扉又は円弧を伴う90°の角度にある扉によって表示する(図20 大きな縮尺の平面図における戸及び窓の例 参照)。

3.大きな縮尺(1:50以上)の図においては、戸及び窓は種類、開き勝手、敷居等を表示するように書く(図20 大きな縮尺の平面図における戸及び窓の例 参照)。
図20 a) 敷居のない開き戸
図20 a) 敷居のない開き戸
図20 b) 敷居のある開き戸
図20 b) 敷居のある開き戸
図20 c) 自由戸
図20 c) 自由戸
図20 d) 引き戸/表面型・隠し型
図20 d) 引き戸/表面型・隠し型
図20 e) 回転扉
図20 e) 回転扉
図20 f) オーバーヘッド・ドア
図20 f) オーバーヘッド・ドア
図20 g) 折りたたみ式引き戸
図20 g) 折りたたみ式引き戸
図20 h) 窓
図20 h) 窓
(注)必要な場合には、窓板を細い実線(JIS Z 8316、線の種類B)で表示することができる。

4.小さな縮尺の図及び設計作業の初期の段階で使用する図においてはm、戸及び窓は上記に示したものよりも簡単な方法で書く(図21 参照)。
図21 a) 戸、30(小さな縮尺の図における戸及び窓の例)
図21 a) 戸、30(小さな縮尺の図における戸及び窓の例)
図21 b) 戸、90(小さな縮尺の図における戸及び窓の例)
図21 b) 戸、90(小さな縮尺の図における戸及び窓の例)
図21 c) 窓(小さな縮尺の図における戸及び窓の例
図21 c) 窓(小さな縮尺の図における戸及び窓の例)
(注)必要な場合には、窓板を細い実線(JIS Z 8316、線の種類B)で表示する。


なお、線の種類に関して引用されている規格は以下です。

JIS Z 8316
製図−図形の表し方の原則