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10.建築製図通則-つり天井,開口,穴,くぼみ



建築及び建築構成材のなどの製図の共通事項や基本的事項について規定されているJIS規格、『 JIS A 0150 建築製図通則 』においては、建築製図の図面配置や組合せの表現に関する一般原則が定められており、慣行的な表現として、つり天井(下がり天井)、開口、穴、くぼみなどに関する規定が、例とともに以下のように規定されています。

【慣行的な表現-建築製図の図面配置及び組合せの表現に関する一般原則】

(以下、引用)


【慣行的な表現】

1.つり天井(下がり天井)
つり天井(下がり天井)は、平面図に二点細鎖線(JIS Z 8316、線の種類K)で書かれた対角線によって明示する。
つり天井(下がり天井)の下面の高さは、その高さの数値又は天井高で表示する(図22 参照)。
つり天井(下がり天井)の外形線で壁から離れている部分は、二点細鎖線(JIS Z 8316、線の種類K)で表示する(図22 参照)。

2.開口、穴及びくぼみ
1)必要な場合には、見える部分及び断面における開口及び穴は、細い実線(JIS Z 8316、線の種類B)で描かれた2本の対角線によって示す。
対角線は、開口等の表示の意味が背景から明らかな場合には省略することができる(図23 参照)。
2)必要な場合には、見える部分及び断面におけるくぼみは、細い実線(JIS Z 8316、線の種類B)で書かれた1本の対角線によって示す。対角線は、くぼみの表示の意味が背景から明らかな場合には省略することができる(図24 参照)。
図22 つり天井(下がり天井)
図22 つり天井(下がり天井)
図23 開口及び穴
図23 開口及び穴
図24 くぼみ
図24 くぼみ


なお、線の種類に関して引用されている規格は以下です。

JIS Z 8316
製図−図形の表し方の原則