機械,建築,記号,用語,CAD,図面,三角法,製図用品等-JIS規格

 

第三角法



製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『製図に関する用語』のうち、『投影法に関する用語』に分類される用語の中で、”投影法”に最も大きなくくりで属する”(投影)”に分類される”透視投影”には、さらに、『第三角法』などの用語が定義されています。
”第三角法”は、以下のように”正投影法”の一種の”正投影図”属する用語として定義されています。

『製図に関する用語』
⇒【投影法に関する用語】

投影法 > (投影) > 透視投影 > 正投影法 > 正投影図 > 第三角法
投影法 > (投影) > 透視投影 > 正投影法 > 正投影図 > 第一角法

JIS規格 製図用語(JIS Z 8114)において、上記に分類される用語のうち、”第三角法”の用語の定義は以下です。


分類:製図に関する用語 > 投影法に関する用語 > 投影法 > (投影) > 透視投影 > 正投影法 > 正投影図
番号:3258
用語:第三角法
定義:
一つの対象物の主投影図のまわりに、その対象物のその他の五つの投影図のいくつか又はすべてを配置して描く正投影。主投影図を基準にして、その他の投影図は、次のように配置する。
・上側からの投影図は、上側に置く。
・下側からの投影図は、下側に置く。
・左側からの投影図は、左側に置く。
・右側からの投影図は、右側に置く。
・裏側からの投影図は、右側又は左側に置く。
対応英語(参考):
third angle projection (method)

第三角法の参考図
第三角法の参考図

透視投影における正投影図には、上記の第三角法の他に、第一角法があります。
第三角法は、工業製品の部品図などの製図・図面においては、最も一般的に用いられる図面の書き方の一つです。

上の参考図のように、六つの面の投影図は以下のような対応になるのが一般的です。
・正面(手前)からの投影図 ⇒ 正面図
・上側からの投影図 ⇒ 平面図
・下側からの投影図 ⇒ 下面図
・左側からの投影図 ⇒ 左側面図
・右側からの投影図 ⇒ 右側面図
・裏側からの投影図 ⇒ 背面図