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22.機械製図-鋼構造物などの寸法表示(寸法記入方法)



『 JIS B 0001 機械製図 』においては、機械製図における図面の寸法記入方法の一つとして、鋼構造物などの寸法表示の方法が、例とともに以下のように規定されています。

(以下、引用)


鋼構造物などの寸法表示(寸法記入方法)

鋼構造物などの寸法表示は、次による。

a)
鋼構造物などの構造線図で格点間の寸法を表す場合には、その寸法を部材を示す線に沿って直接記入する(図158 参照)。


b)
構造線図には、部材を示す線は重心線であることを明記するのが望ましい。
備考:
格点とは、構造線図において、部材の重心線の交点をいう。
図158
図158


c)
形鋼、鋼管、角鋼などの寸法は、表8 の表示方法によって、それぞれの図形に沿って記入することができる(図159)。この場合、長さの寸法は、必要がなければ省略してもよい。
なお、不等辺山形鋼などを指示する場合には、その辺がどのように置かれるかをはっきりさせるために、図に現れている辺の寸法を記入する。

表8 (断面形状と表示方法は下の図による)
1)等辺山形鋼
2)不等辺山形鋼
3)不等辺不等厚山形鋼
4)I形鋼
5)溝形鋼
6)球平形鋼
7)T形鋼
8)H形鋼
9)軽溝形鋼
10)軽Z型鋼
11)リップ溝形鋼
12)リップZ形鋼
13)ハット形鋼
14)丸鋼(普通)
15)鋼管
16)角鋼管
17)角鋼
18)平鋼
表8
表8
備考:
Lは、長さを表す。
図159
図159