機械,建築,記号,用語,CAD,図面,三角法,製図用品等-JIS規格

 

23.機械製図-薄肉部の表し方(寸法記入方法)



『 JIS B 0001 機械製図 』においては、機械製図における図面の寸法記入方法の一つとして、薄肉部の表し方が、例とともに以下のように規定されています。

(以下、引用)


薄肉部の表し方(寸法記入方法)

鋼薄肉部の表し方は、次による。

a)
薄肉部の断面を極太線で描いた図形に寸法を記入する場合には、断面を表した極太線に沿って、短い細い実線を描き、これに寸法線の端末記号を当てる。この場合、細い実線を沿わせた側までの寸法を意味する(図160 参照)。
図160
図160
参考:
ISO 6414(Technical drawings for glassware)では、次のように規定している(参考図)。
a)容器状の対象物で、極太線に直接に端末記号を当てた場合には、その外側までの寸法とする。
b)誤解のおそれがある場合には、矢印の先を明確に示す。
c)内側を示す寸法には、寸法数値の前に”int”を付記する。
参考図
参考図


b)
寸法を徐々に増加又は減少させて(徐変する寸法という。)、ある寸法になるようにする場合には、図161 の例による。
図161
図161