01．機械製図（JIS B 0001）の概要
機械工業の分野で使用する、主に部品図や組立図などの製図のことは、いわゆる”機械製図”と言われますが、JIS規格において機械製図は、『 JIS B 0001 機械製図 』に規定されています。
機械製図（JIS B 0001）は、『 JIS Z 8310 製図総則 』に基づいて、機械工業の分野で使用する主として部品図や組立図などの製図について規定されているJIS規格です。
機械製図においては、以下の規格が引用されており、以下の規格に引用されることによって機械製図の規格の規定の一部を構成しています。
■機械製図（JIS B 0001）の引用規格
JIS B 0021
製品の幾何特性仕様（ＧＰＳ）−幾何公差表示方式−形状，姿勢，位置及び振れの公差表示方式
JIS B 0024
製図−公差表示方式の基本原則
JIS B 0026
製図―寸法及び公差の表示方式―非剛性部品
JIS B 0028
製図−寸法及び公差の表示方式−円すい
JIS B 0031
製品の幾何特性仕様（ＧＰＳ）−表面性状の図示方法
JIS B 0419
普通公差−第2部：個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差
JIS Z 3021
溶接記号
JIS Z 8114
製図−製図用語
JIS Z 8310
製図総則
JIS Z 8311
製図−製図用紙のサイズ及び図面の様式
JIS Z 8312
製図−表示の一般原則−線の基本原則
JIS Z 8313-0
製図−文字−第０部：通則
JIS Z 8313-1
製図−文字−第１部：ローマ字，数字及び記号
JIS Z 8313-10
製図−文字−第１０部：平仮名，片仮名及び漢字
JIS Z 8314
製図−尺度
JIS Z 8315-3
製図−投影法−第３部：軸測投影
JIS Z 8315-4
製図−投影法−第４部：透視投影
JIS Z 8316
製図−図形の表し方の原則
JIS Z 8318
製図−長さ寸法及び角度寸法の許容限界記入方法
なお、機械製図（JIS B 0001）で用いられる主な用語の定義については、『 JIS Z 8114 製図−製図用語 』が用いられています。
