機械,建築,記号,用語,CAD,図面,三角法,製図用品等-JIS規格

 

04.機械製図-図面の様式



『 JIS B 0001 機械製図 』において、機械製図に用いられる図面の様式については、次のように規定されています。

(以下、引用)


【図面の様式】


a)
図面は、長辺を横方向に用いるが、A4については縦方向で用いてもよい。


b)
図面には、表4 の寸法によって線の太さが最小0.5mmの輪郭線を設ける。

表4 (図面の)輪郭の幅[単位mm]
A0 ⇒ c(最小)=20、d(最小、とじない場合)=20、d(最小、とじる場合)=20
A1 ⇒ c(最小)=20、d(最小、とじない場合)=20、d(最小、とじる場合)=20
A2 ⇒ c(最小)=10、d(最小、とじない場合)=10、d(最小、とじる場合)=20
A3 ⇒ c(最小)=10、d(最小、とじない場合)=10、d(最小、とじる場合)=20
A4 ⇒ c(最小)=10、d(最小、とじない場合)=10、d(最小、とじる場合)=20
備考:
dの部分は、図面をとじるために折りたたんだとき、表題欄の左側になる側に設ける。A4を横置きで使用する場合には、上側になる。
(図面の)輪郭の幅[単位mm]


c)
図面には、その右下隅に表題欄を設け、図面番号、図名、企業(団体)名、責任者の署名、図面作成年月日、尺度、投影法などを記入する。


d)
図面に設ける中心マーク、方向マーク、比較目盛、格子参照方式及び裁断マークは、JIS Z 8311 による。


e)
複写した図面を折りたたむ場合には、その大きさを原則として210×297mm(A4サイズ)とするのがよい。
備考1.
原図は、折りたたまないのが普通である。原図を巻いて保管する場合には、その内径は40mm以上にするのがよい。
備考2.
図面を折りたたむ場合の折り方は、JIS Z 8311 附属書(参考) によるのがよい。


なお、中心マーク、方向マーク、比較目盛、格子参照方式、裁断マーク、図面を折りたたむ場合の折り方について引用されている、JIS Z 8311 は、以下のJIS規格になります。

JIS Z 8311
製図−製図用紙のサイズ及び図面の様式