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13.機械製図-寸法補助線(寸法記入方法)



『 JIS B 0001 機械製図 』においては、機械製図における図面の寸法記入方法の一つとして、寸法補助線の記入の仕方が、例とともに以下のように規定されています。

(以下、引用)


寸法補助線(寸法記入方法)

a)
寸法は、通常は寸法補助線を用いて寸法線を記入し、この上に寸法数値を表示する(図84 参照)。ただし、寸法補助線を引き出すと図が紛らわしくなるときは、これによらなくてもよい(図85 参照)。
図84
図84
図85
図85

b)
寸法補助線は、指示する寸法の端に当たる図形上の点又は線の中心を通り寸法線に直角に引き、寸法線をわずかに越えるまで延長する(図84 参照)。ただし、寸法補助線と図形との間をわずかに離してもよい。
寸法を指示する点又は線を明確にするため、特に必要な場合には、寸法線に対して適当な角度をもつ互いに平行な寸法補助線を引くことができる。この角度は、なるべく60°がよい(図86 参照)。
図86
図86

c)
互いに傾斜する二つの面の間に丸み又は面取りが施されているとき、二つの面の交わる位置を示すには丸み又は面取りを施す以前の形状を細い実線で表し、その交点から寸法補助線を引き出す[図87 a) 参照]。
なお、この場合、交点を明らかに示す必要があるときには、それぞれの線を互いに交差させるか、又は交点に黒丸を付ける[図87 b) 及び c) 参照]。
図87 a)
図87 a)
図87 b)
図87 b)
図87 c)
図87 c)